パネル生産能力に占める韓国のシェアは10％未満に低下、中国のシェアは67％に上昇

市場調査会社の報道によると、ディスプレイ電源チェーンコンサルタント（DSCC）は、今年のパネル生産能力における韓国のシェアは10％未満に低下すると予測している。サムスンディスプレイとLGディスプレイが液晶パネル事業を停止したり、出荷を減らしたりしたためだ。 2020年の市場シェア19％と比較すると、2021年は14％、昨年は12％に低下した。今年は昨年に比べて3ポイント低下し9％となる。

一方、DSCCはパネル生産能力に占める中国本土のシェアが2020年の53％から今年は67％、昨年は65％に上昇すると予測している。 2025 年までに、中国本土のパネル生産能力のシェアはさらに 70% に上昇すると推定されています。対照的に、韓国のシェアは8％に低下する。

の分野でOLED, 韓国企業も中国に追い上げられる状況に直面している。テレビやモニター、タブレットなどの大型パネルなどのITパネル市場では依然として液晶ディスプレイが絶対的なシェアを占めており、有機ELを主とするスマートフォン市場では中国のシェアが急速に拡大している。

市場調査会社オムディアの統計によると、今年第1四半期、中小型OLED市場のリーダーであるサムスンディスプレイの売上高は約46億8000万ドルで、前四半期比35.5％減少した。昨年、この分野におけるサムスンディスプレイの市場シェアは54.7％に低下した。一方、中国最大のディスプレイメーカーであるBOEは、市場シェアを6.1％から19.2％へと3倍以上に拡大した。

全体として、パネル容量に占める韓国のシェアは低下している一方、中国のシェアは上昇している。 ITパネル市場では依然として韓国が絶対的なシェアを占めているが、OLED分野やスマートフォン市場では中国のシェアが急速に拡大している。